絨緞クリーニングと修理

当店では、経験豊富な絨緞専門のクリーニング業者への取次ぎを行っております。
丸ごと洗ってさっぱりしたい、というときには、ぜひご相談ください。

ギャッベの場合

丸ごと水洗いするクリーニング方法のほかに、汚れてしまった表面だけを薄く削って新しいウールを表面に出す方法があります。

クリーニング(水洗い) 7,000円/??
シャーリング(表面のみ) 5,000円/??
ベルト交換 3,000円/m
シミ抜き・修理 *お見積もり

往復の送料が別途かかります。

キリムの場合

トルコキリム、イランキリム等、産地や素材や織りによって、別々のクリーニング工房に依頼いたします。アンティークキリムの場合は、カーペットクリーニングに出すと、強く洗いすぎて傷んでしまう危険がありますので、ご相談の上、トルコへ持ち帰ってのクリーニングになることもあります。詳細はご相談となります。
(注)通常のキリムですと、一般のクリーニング店のドライクリーニングに出すことをおすすめしています。

シルク・ウール絨緞の場合

ヨゴレの状態により価格が異なりますので、詳細はご相談になります。

クリーニング(水洗い)
 ウール一般 7,000円/?屐?
 シルク・ペルシャ 12,000円/?屐?
 シルク・ヘレケ 15,000円/?屐?
フサ交換 15,000円/m
シミ抜き・修理 *お見積もり

往復の送料が別途かかります。

ギャッベのお手入れ

普段のお手入れは?

ギャッベの普段のお手入れは掃除機を丁寧にかける程度でOKです。ギャッベの毛足にそって掃除機をかけて、ホコリやゴミを取るようにします。
新品のころは、遊び毛(余分なウールの繊維)が出てきますが、お使いいただいているうちに半年ほどで、ほとんど出なくなります。
玄関など、汚れやすい場所でお使いで、ヨゴレが気になる場合には、月に1度程度、絨毯の表面を水ぶきします。
バケツ1杯の水に中性洗剤をキャップ1杯入れて、雑巾を固く絞り、じゅうたんの表面を毛並みに沿ってゴシゴシと強く拭いてください。

お天気のよい日には外で干しましょう

ウールは特に湿気を苦手としています。じゅうたんを清潔に長持ちさせるためには、ホコリをとるだけでなく、湿気を取って常に乾燥させておくことも大切です。
お天気のよい日には、風通しのよいところにじゅうたんを干して、よく乾燥させてください。

食べこぼしやシミができてしまったら?

ウールのじゅうたんの表面は、もともとのウールの脂分が水をはじくため、何かをこぼしてしまってもすぐに拭き取れば、目立つようなシミになることはほとんどありません。
もし、時間が経って取れなくなってしまったシミができてしまったときには、まずは市販のカーペットクリーナで拭きとってみてください。その際には、色落ちがしないか十分に注意して、少しずつ試して見ることをおすすめいたします。

長期間しまうときは?

季節の変わり目や、お部屋の模様替えなどで、長期間ギャッベをしまっておくときには、まず丁寧にお掃除して、きれいになった状態で仕舞ってください。特に、食べこぼしなどのヨゴレがあると、そこから虫がついてしまいますので、十分に注意が必要です。
大きさにもよりますが、できるだけロール状に巻いて毛並みにクセがつかないようにして、横に寝かせて保管してください。

数年に一度は、専門のクリーニングを!

普段のお手入れを欠かさず、大切にお使いいただいていても、永い間には少しずつヨゴレが出てくるかと思います。そんなときには、まるごと水洗いしてさっぱりできる、専門の絨緞クリーニングをご利用ください。
当店でも、経験豊富な絨緞クリーニング店と契約がございますので、ご相談いただければお見積もりを差し上げるようにいたします。

ギャッベの織りの細かさ

ギャッベの織りの細かさ

当店でご紹介しているギャッベは、織りの細かさ、テクニックの違いによって、いくつかのグループに分けられています。
このサイトでは、それぞれのグループをゾランヴァリ社で区分している名称にしたがって分けています。
ギャベの厚み
ギャベ

Gabbeh ギャッベ

ギャベとは、一般にはイラン・南西部、ザクロス山脈に近いシラーズ地方の遊牧民の織物を指しますが、ここでのギャベとはギャッベのランクを表すひとつの呼称として用いています。ここで言うギャベとは、10c?屬涼罎?30ほどの結び目のあるものをさしています。ギャベに使われている羊糸は他のものに比べて太いために織り目は詰まっておらず、全体に素朴なやさしい印象を与えるものが主流です。デザインには、羊や花、木などの遊牧民の身近にある自然や動物が多く用いられています。
 他の種類のギャッベよりも光沢や高級感はありませんが、太い羊糸で織られたギャベは、他のランクのものよりも厚みがありボリューム感があります。毛足は約1.5cmほど、全体の厚みが2cm以上のものが主流です。厚みがありクッション性に優れていることから、お子様のいらっしゃるご家庭に好評をいただいております。また価格も他のものと比べて安く、リビングサイズなどの大きめのサイズをお手頃な価格でお探しの方にもお勧めです。

アマレ

Amaleh アマレ

アマレとは、ギャッベのなかでも10c?屬涼罎?35?40の結び目のあるものを指します。ギャベよりも質が良く、細く紡がれた羊糸を用いて織られたアマレは、ギャベよりも手間を掛けて細かく織り上げられています。毛足は約1cmほどと短いですが、織地の厚みはギャベほどではないものの厚く、重みのある造りとなっています。デザインは、織りの細かさを生かした繊細で表情豊かなものとなっています。
 細かく織られ、目が詰まっていることの利点は、見た目の美しさだけでなく、ゴミや埃などが毛足の中に詰まりづらく、日ごろのお手入れが簡単なことです。また毛足が短いため、テーブルや椅子の下に敷かれる場合にも、沈み込みを気にせずに使っていただけます。
 見た目の美しさだけでなく、実際に日常でご利用いただくのに大変使い勝手の良い品です。

シェカルルー

Shekarlou シェカルルー

シェカルルーとは、ギャッベのなかでも10c?屬涼罎?35?40の結び目のあるものを指します。10c?屬砲△觀襪嗅椶凌瑤蓮▲▲泪譴噺討个譴襯薀鵐?と同じですが、アマレよりもさらに薄地で柔らかく、光沢があり、しなやかな肌触りが特徴です。
 やはりアマレ同様、織りの細やかさを利用して、デザインは繊細で表情豊かなものとなっています。毛足が短いために、ゴミや埃などが毛足の中に詰まりづらく、日ごろのお手入れも簡単です。またテーブル、椅子などの下に敷かれる際にも、沈み込みを気にせずに使っていただけます。
 またシェカルルーだけの持つ優れた点は、折り畳むことの出来る薄さと柔らかです。アマレよりもさらに薄く、かつしなやかで柔らかな造りとなっているために、ブランケットのように薄く折り畳むことができ、収納にも大変便利です。一年を通じて使用していただける品ですが、模様替えなどをされます際も、押入れを邪魔することなく、収納いただけます。ギャッベは相対的に重量のある織物ですが、シャカルルーの場合は、小さく折り畳むことができ、女性やお年寄りの方でも持ち運びが可能なため、日ごろのお手入れなどで動かされる場合にも便利です。
 見た目の美しさだけでなく、実際に日常でご利用いただくのに大変使い勝手の良い品です。

カシュクーリ

Kaskuli カシュクーリ

カシュクーリは、10c?屬涼罎?40?45の結び目があるとても細かな織りのものを指します。本来カシュクーリとは、カシュカイ族の支族の呼称ですが、彼らが絨毯づくりにおいては特に重要な位置を占め、良質の絨毯をつくることで知られているため、かれらの作る高品質なギャベはカシュクーリと呼ばれています。
 一般的にカシュクーリは、彼らの飼っている羊の毛を彼らの生活地域で生息している植物を用いて染め上げて織られています。
 カシュクーリは、織りの細かさ、正確さ、鮮やかな色ながらも決して派手になり過ぎない品の良い色合いのデザインで、市場においても最もランクの高いものと判断されており、その人気はヨーロッパに広く認知されています。シャカルルーほどの織りのしなやかさはありませんが、シャカルルーよりもさらに細く織られているために、薄く滑らかな極上の肌触りが特徴です。砂漠の風景を模したデザインなど、その細やかなデザインも魅力のひとつです。ひとつの風景画としても大変に美しく、タペストリーとして壁に飾られるのも素敵です。
 またこれほどの美しさをもつカシュクーリも、網目の細かさから、ゴミや埃が詰まりづらいなどといった実用面でも大変に優れています。

ルリバフト

Lribaft ルリバフト

ロリバフトもしくはブルバフトとは、イラン北西部から南東部のホルムズ海峡にいたるまで、ペルシャ湾に沿ってはしるザクロス山脈周辺に居住するロリ族の織る、10c?屬涼罎?40?45の結び目があるとても細かなギャベを指します。彼らの織るギャベは古くからその質の高さで有名であり、交易品としてイラン全土で知れ渡っていたほどです。
 高品質の羊毛を草木染で深い紅色、インディゴブルー、サフランブルー、グリーンなどの鮮やかな色に染め、織り手が他の織り子とデザインを競いながら、美しい幾何学模様を織り上げていきます。その質感は、薄く、光沢を持ち、シルキーな滑らかな肌触りをしています。
 ロリ族には、織り子が嫁ぐ際に、それまでの自信作を夫と舅に贈るという慣習があり、彼女の織りのセンスと技術を彼らに示す機会となっています。長い年月を通じて技術とデザインが競われた結果、彼らのおるロリバフトは、市場で最もランクの高いギャッベとして認知されています。
 織りの細やかさはカシュクーリと同様ですが、デザインはまったく異なっています。風景や動物などをモチーフにしているカシュクーリに対して、ロリバフトは幾何学模様を主に使用しています。ペルシャ絨毯ほどの緻密さはありませんが、彼らが長い年月の中で構築した美しく温かみのある幾何学模様のデザインは、ペルシャ絨毯に負けない迫力があります。
 実際に使用するなかで色合いは深みを増し、光沢もさらに出てきます。長くご家庭の中で使っていただき、次の世代に受け渡していただきたい品です。

THE SOFREH of KAMO

食事の時にテーブルのように使うキリム・ソフレ

ソフラ(イランではソフレという発音)というのは、食事をするときに
敷いて使う120センチ角くらいの正方形のキリムのこと。
テントの中央に広げて、みんなで1枚のソフラを囲んで食事するのです。
この本はイラン西の山岳部・KAMO(カモ)という村一帯のソフラのカタログです。

イランやトルコのショップでもときどきソフラを見かけますが、
まん中にちょこっとデザインが入っているものがほとんどで、
この本のような多彩なデザインには、なかなかお目にかかれません。
こんなにきれいなものがあったんだと発見できた貴重な資料です。
THE SOFREH of KAMO
Shirin samil 1998年/ 20 US$くらい

Gabbeh ギャッベ

Gabbeh

『Gabbeh』
Mohammad Ahmadi, Mohsen Makhmalbaf 1997年/ 20 US$くらい
ギャッベを初めて見たのは日本のデパートでした。
毛足が長めのラグに、色鮮やかに、子供のようにのびのびとした風景が描かれています。
抽象的なモチーフのキリムと違って、ラクダや人が生き生きと表現されていて
かわいらしいのが、人気なのかも。。。
この本は、ギャッベの生まれた背景を紹介してくれます。
イランの山岳部にはまだ鮮やかな衣装で、遊牧生活を続けている人々がいるんですね。
普通の観光客は、なかなか行かれないようなところだと思います。
Gabbeh
実際に本にはギャッベは10枚程度しか載っていません。
ほとんどは遊牧生活を映した写真集のようで、みていると行ってみたいなーと思います。
子供のころ見たNHKのシルクロードみたい。。
この本を手に入れてからずいぶん後になって、GABBEHという映画のシーンを
集めた写真集だということがわかりました。(お恥ずかしい)
1996年のカンヌ国際映画祭に出品された有名な映画だったんですね。
そしてその映画のDVDがこちら。

監督・脚本・編集:モフセン・マフマルバフ/出演:シャガイエグ・ジョタト、アッバス・サヤヒ、ホセイン・モハラミ/1996年/イラン+フランス/73分/カンヌ映画祭正式出品