キリムへの旅 トルコへの旅

キリムへの旅トルコへの旅/

キリムへの旅トルコへの旅

渡辺 建夫 (著)
キリムについて、というよりトルコの旅行記に近い内容です。
キリムを追いかけての旅の途中での小さなエピソードが、90年代の懐かしいトルコを
思い出させてくれます。
私(たくさがわ)が、図書館でこの本を見つけて、トルコの旅の本と思って読んだのが1999年。
そのときは、自分が同じ仕事になることなど、考えてもみませんでした。
インターネットが今ほど普及する前で、情報が少なかった時代の旅。
海外の知らない土地、見たことのない文化を、自分の足で歩いて、目で見て、心動かされて…
モノに向き合う姿勢のようなものに、とても共感したことを覚えています。
時代は進んで2008年秋。
JAPANTEX というテキスタイルの見本市での勉強会で、渡辺さんご本人のお話を聞くことができました。
残念ながら現在は、トルコキリムではなく、インドテキスタイルがご専門になっているとのことでした。

続きを読むキリムへの旅 トルコへの旅

Nomads in Anatolia

Nomads

Nomads in Anatolia

アナトリア(現在のトルコ)に暮らす遊牧民の生活風景の撮影記録。
写真は、ほとんどが1970年代のもので、撮影されたエリアは、
南部のアンタルヤ地方、東部のマラテヤ・クルディッシュ地方など。
トルコキリムそのものについての資料や研究はたくさんありますが、
その織り手である遊牧民の実際の暮らしについては、
書籍や写真、(ましてや映像!)は、数少ないと言えると思います。
この本は、ドイツの研究者で、Koekboya (草木染についての研究)の著者でもある
Harald Boehmerによって編集されたもので、
アナトリア遊牧民の貴重な写真資料です。
Nomads
写真に登場するような遊牧生活者は、1980年代にはほとんど姿を消してしまいました。
キリムで織られた収納袋(Cuval)ってどんな風に使われていたのか、
長細い巨大キリムは、テントの中でどうやって敷かれていたのか、
などなどがとてもよくわかります。
Nomads
もちろん、各エリアのキリムについての研究や解説もあり、
実際に使われていたところをイメージすることができます。
私はなぜか間違えてドイツ語版を購入してしまったので(↑写真)
詳細についてはまだ読んでいないのです、、、
日本では英語版が手に入るようですので、早く読んでみたいです。
↓↓

続きを読むNomads in Anatolia

Kilim Ornekleri -Examples from Kilims

Kilim

Kilim Ornekleri -Examples from Kilims

Josephine Powell Collection
2007年 イスタンブルで開催された ICOC(International Conference on Oriental Carpets)において
特別展 「JOSEPHINE POWELL EXHIBITION 」のカタログ。
イスタンブルの新市街側・ユルドゥズサライでおよそ90枚のアナトリアキリムが展示されました。
アメリカの写真家ジョゼフィン・パウエルさんが、数十年のフィールドワークで集めた
有数のコレクションです。
↓↓↓ 展示の様子
ユルドゥズサライでの展示の様子/
出展のキリムを納めたカタログには、ジョゼフィンが、どこで手に入れたキリムなのか
そして、同様のスタイルのキリムがアナトリアのどのエリアから見つかっているのかが
一枚一枚詳しく書かれています。
Kilim
実際にトルコ全域を旅して、当時の遊牧民の話を聞きながら集めた
フィールドワークの結集です!
ジョゼフィン・パウエルさんは、2007年に他界されましたので、事実上これが最後のEXHIBITIONとなりました。
彼女のコレクションは、トルコの文化機関に寄贈されたということです。
⇒ ICOC2007 のページへ

続きを読むKilim Ornekleri -Examples from Kilims

Weaving Heritage of Anatoria 1, 2

Weaving

Weaving Heritage of Anatoria 1, 2

2007年、ICOC(International Conference of Oriental Carpets) のカタログ本。
1冊目には、織物に限らず、トルコの伝統文化全般が紹介されています。
特に、刺繍布、オヤ細工、18世紀の服飾等の写真は豊富に掲載。
2冊目は、個人のコレクションからの出展で、ヤストゥク(クッション用に織られた小さなカーペット)の
カタログと解説になっています。
Weaving
ICOCの様子はこちらから

キリムのある素敵な暮らし―伝統の織物でインテリアをセンスアップ

キリムのある素敵な暮らし/

キリムのある素敵な暮らし―伝統の織物でインテリアをセンスアップ

Plus1 living From 主婦の友社
キリムを自宅のインテリアに取り入れている方たちの実例集。
日本語のキリム関連の本では、初めてのスタイルといえるでしょう。
産地の表記などは、多少アレ?と思うところもありますが、
コレクター向けではないのでその点はOKだと思います。
素敵なコーディネート例が見られるだけで、十分満足です!
ガラタバザールは、2001年にネットショップOPENですから、この本が出たときは
まだネット販売は一般的でなくご紹介いただけなかったのがちょっぴり残念。
2006年現在、品切れ中ですが、ユーズドが古書店にあるようですので、
キリムファンの方はぜひ手に入れてみてくださいね。

続きを読むキリムのある素敵な暮らし―伝統の織物でインテリアをセンスアップ

KESHTE Central Asian Embroideries 19世紀 アンティークスザンニの世界

KESHTE

KESHTE Central Asian Embroideries

The Marshall and Marilyn R. Wolf Collction
2003年/45US$ ISBN 0-9728533-0-8

2003年の後半から素晴らしく美しいリプロダクションスザンニが登場したのは、
この本のおかげです。これだけのスザンニのコレクションカタログは世界初!
36枚+小物の掲載と数はやや少なめですけれど、美しい写真でかなり楽しめます。

KESHTE

当店でも何枚かご紹介しているこの写真のスザンニ、オリジナルは紫のシルク布に
刺繍されたものだったんですね。
オリジナルとリプロダクションのスザンニを見比べながら、できばえをチェックするのもGood。

ANADOLU MOTiFLERi キリムのモチーフ

ANADOLU

ANADOLU MOTiFLERi

トルコ文化局 2002年/ 約50$
ISBN975-17-2790-1

あぁ、キリムのモチーフって、なんていろいろに変化するんだ?!!
と困ったときに助けてくれる、モチーフ大辞典。
エリベリンデだけでも350の変形パターンが載っています。

面白いのは、各モチーフの起源を有史以前のアナトリア文明にまでさかのぼって、
彫像や装身具に見られるデザインと照らし合わせているところです。
まさに神話の時代から、アナトリアの文化に流れる独特の世界観が見られます。

ANADOLU

平織りの敷物と定義されるキリムですが、簡略な幾何学模様の連続だけのペルシャや
中央アジアのデザインに比べて、アナトリアのキリムはモチーフが象徴的な意味を持つ
ということにおいて際立っていることを実感します。

モチーフ研究の最新の成果といったところでしょうか。
熱心な研究者に感謝したい気持ちですね。トルコ語と英語の表記。

※この本は、現在入手方法不明です。ごめんなさい。
初版はスタンプでナンバーが入っているので通常販売はされなかったようです。

FLATVEAVES OF TURKEY

FLATVEAVES OF TURKEY

AREND BANDSMA and ROBIN BRANDT
2003年/ 45$
ISBN 0-85667-828-8
この本に載っているキリムは、コレクション的にいったら
超一級ではないのかもしれない。でも、私たちが未だ市場で見かけることの出来る、
同じクラスのキリムが手に入るかも知れない、、、
と言ったところで、この本を見ていると欲張りになってしまうんです。
ベルガマのジジム、アダナのチュアル、マナスティルのキリム… 
掲載しているキリムのいくつかは、ガラタバザールでも同じデザインのものを
ご紹介したことがあるんです!
(収納袋を載せているカタログ本てあまりなかったですからね)
掲載数はあまり多くないですが、とっても参考になる感じです。
この本の価格を見る